モノづくりへの情熱 モノづくりへの情熱

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業務部・製造部
「トップであり続けるための、挑戦」
現場の知恵と技術を結集し、
市場優位性を生み出すQCDを実現
ものづくりメーカーとして、
お客様の求める「QCD」に応えるのは、ある意味当然のこと。
信和がめざすのは、その先にある「感動」だ。
これまでの限界を超える「QCD」をめざして
現場の挑戦は、どこまでも続く。
  • 業務部

    部長中村 顕智
    購買担当歴10年。豊富な経験を武器に、必要な材料を幅広く調達できる体制を構築。
    業務1課長黒田 由美香
    信和初の女性管理職。7名のメンバーを引っ張り、お客様への応対品質の向上に努める。
  • 製造部

    製造部長中村 芳弘
    物流部門の立ち上げや海外工場のライン確立などの経験を経て、現在、製造部を統括する。
    製造管理課次長加藤 貴広
    生産計画の作成や工程管理を行う現場の司令塔。製造部門と業務部とのパイプ役。
    製造課長柳瀬 陽一郎
    物流機器の生産管理を担当。生産設備の品質改善やロス削減などに、日々奮闘中。
    製造課 担当課長田淵 竜也
    パイプの切断と転造工程の生産管理を担当。騒音対策など作業環境の改善にも取り組む。
多品種大量生産に対応できる圧倒的な生産能力は、信和の大きな強みですね。
中村(芳) ー 生産能力4000トン以上、対応品種1000アイテム以上。工場見学に来られる取引先メーカー様からも「信和の製造力と立ち上げスピードには驚かされる」との声をいただいています。
柳瀬 ー それを可能にしているのが、業界トップクラスのロボット台数をはじめ、多品種生産に柔軟に対応できる生産設備です。加えて、日々の進捗、工程管理能力も強みですね。
加藤 ー 生産計画の作成にあたっては、製造課や業務部の担当者と密に打ち合わせを行い、連携して進めています。お客様の要求を満たす品質を実現するのは当然。どれだけ早く、どれだけの量に対応できるのかが、我々の腕の見せ所ですね。「連携」と一言でいえば簡単ですが、各部門がしっかりと情報共有する仕組みができているからこそ、突発的な受注や多品種生産にも臨機応変に対応できるんです。
中村(顕) ー 材料の調達を行う購買課は工場に席があり、製造部門とはリアルタイムで情報共有できる環境。必要な時に必要な量の材料を確実に調達し、工場が100%稼働するのが、一番の喜びです。
高い生産性を実現するには日々の「改善」が不可欠ですが、最近の事例をご紹介ください。
柳瀬 ー 昨年、それまで毎月6,000枚から7,000枚だった製品の出荷量が12,000枚にまで増加するという情報が入りました。これに対して、新しく設備を買えば対応できるが、導入までには4カ月かかり間に合わない。じゃあどうするか、ということで、工程や既存設備の改善に取り組みました。
中村(芳) ー すでに生産性を考えて設計されている設備ですから、それをさらに改善しようというのは、非常にハードルが高いですよね。
柳瀬 ー となると、大きな改善というよりは、小さな改善を積み重ねていくしかないんです。それこそ1/100秒レベルでの改善の積み重ねでした。結果として1枚当たり180秒かかっていたものを、144秒まで短縮することに成功。無事、増産にも対応できました。
田淵 ー 改善を行うには、過去の方法をゼロベースで考え直すくらいの切り替えが必要です。私の担当では、現状の設備の使い方は本当に正しいのか、切断チップはこの切断スピードでいいのかなど、これまでの条件を根底から見直すようなことにも取り組んでいます。
中村(芳) ー 日々の作業に追われながらも、一人一人が常に問題意識を持って取り組んでいます。社内の小集団活動はもちろん、田淵さんは大手メーカーが参加する他流試合にも参加しています。
さらに、作業環境の改善にも取り組まれているそうですね。
中村(芳) ー 田淵さんはパイプ切断のエリアも担当しているのですが、ここで発生する「騒音」は、周辺地域への影響、作業者の精神的負担の面で大きな課題となっていたんです。「作業環境が良くなければ、いい製品はできない」そんな思いから、これまで誰もやってこなかったチャレンジに取り組んでくれました。
田淵 ー 鉄を扱っている以上、騒音はどうしても発生しますから、作業現場の担当者をはじめいろいろな人の知恵を借りながら改善を行いました。騒音発生個所の特定にはじまり、パイプを排出するタイミング、パイプを落とす高さ、パレットや専用台車の改良・開発にも取り組みました。結果、外部機関の環境測定でも騒音が軽減したという認定をいただき、さらに現場からも「作業しやすくなった」という声があがり、嬉しかったですね。
信和の「QCD」を実現するために、業務部が果たす役割も大きいと伺っています。
中村(顕) ー まさに信和のQCDの土台を担うのが業務部であり、中でも購買課の役割は大きいです。まずは、品質についてですが、当社の製品は仮設工業会の認定品です。その基準に適合する製品を作るために、基準を満たす材料を調達することは当然ですが、当社にはそれを上回る基準がある。たとえば、鋼材の板の厚さであれば、JISの交差基準がだいたい±10%程度。3.2mmの板厚のものであれば、2.9~3.5mmの範囲内であれば合格なのですが、この公差基準をより厳しい値で設定しています。
なぜこのような、厳しい基準なのでしょうか?
中村(顕) ー くさび式足場でいえば、部材同士を組み立てていくわけです。そうすると緊結部の勘合性というのが重要になってきます。勘合性というのは「はまり具合」とでもいえばいいでしょうか。それが、ある部分ではゆるく、別の部分ではきつい。でも、どちらも基準を満たしているという状態が起こり得るんです。しかし、使う側からすると使い勝手が悪いですよね?だから、信和では公差基準を厳しく設定し、気持ちの良い勘合性を追求しているのです。
中村(芳) ー それに加えて、製造現場では高度な溶接技術と設備で寸法が均一になるよう、製品としてきちっと完成させているので、「信和の製品は非常に使いやすい」といった評価につながっているんです。
質の良い材料を、より安く調達するためには、仕入れ先との交渉も重要ですね
中村(顕) ー 実は、業界の流通形態として商社経由で材料を購入することが通例です。もちろん当社も同様で、商社から購入をしているのですが、事前にメーカーと直接打ち合わせをし、技術や精度、調達価格に関する交渉をさせていただいています。これは特別なことでして、社長をはじめ先代の購買担者が商社やメーカーとの信頼関係を築いてきたからできること。国内外合わせて20社以上と、多くの調達先を確保できている点も強みです。
業務課では、どのような取り組みをされていますか?
黒田 ー 業務1課は、お客様からの発注依頼やご相談を承る窓口機能を担っています。ご注文情報を速やかに製造部に伝えると同時に、ご希望納期に間に合うよう生産が進んでいるのか、進捗状況のチェックも行っています。あってはいけないことですが、生産遅れや漏れがないよう、日々確認を行い、お客様への納期回答や進捗状況の報告にもきめ細かに対応しています。
中村(顕) ー 業務2課では、出荷業務を担当。出荷する製品は、『お客様にお届けする商品』であることを作業者・リフトマンが認識し、商品に破損、汚れが無いかのチェックも徹底的に行います。さらに、ご注文内容に合致しているか、トラック積込み後の確認も怠りません。現場ではボルト1本不足していても作業が止まってしまいますから。
各部門の連携力、そして現場をまとめる皆さんの意識の高さを感じました。
中村(芳) ー 上場を機に、各部門・各担当がこれまで以上に高い意識、目標を持って取り組んでいます。トップメーカーであり続けるためには、今以上にやるべき課題はあると思いますが、彼らが下のメンバーを引っ張っていってくれるはずです。
中村(顕) ー お客様からのお問い合わせ対応から、商品をお約束の期日に完璧な状態でお届けするまで、すべてが信和のものづくりのQCDだと思っています。そのために、業務課では応対のレベルアップに取り組み、購買課では「良いものを安く」「必要なときに必要なだけ調達する」ことを追求している。これまでの実績やノウハウを継承しながら、全員が一丸となって更なる高みをめざしていきます。
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