モノづくりへの情熱 モノづくりへの情熱

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品質管理部
「品質に一切の妥協なし。
知恵を絞り、応え続ける」
厳しい品質基準を満たすため、
徹底した品質管理を実施
仮設資材を扱うものとして、
安心・安全かつ魅力的な製品を提供することが使命。
自らに課した厳しい基準値のもと、
クレームゼロをめざし、部門一丸となって
品質管理に取り組む姿を追う。

品質管理部

部長坂 義雄
入社当時は設計を担当。二段式駐車場の設計を経て、品質管理一筋23年。
次長棚橋 伸孝
品質責任者として中国駐在の経験を持つ。15年前から現在の部署に。
仮設資材を扱う信和として、品質管理部が担う役割を教えてください。
 ー 品質管理部は、名前の通り製品の品質を管理する業務だけではなく、仮設工業会の承認・認定の取得、他部門を含めた関係者への品質教育、検査書や社内基準の作成をおこなっています。また信和の製造は溶接がメインですから、間違った部品がきたら溶接できないような溶接治具に関しての改善提案も行っています。また製品の良し悪しを計測する検査ゲージについては、私が設計を担当しています。
検査の際は、見た目でしか判断できないものもありますよね。
 ー 見た目だけで判断することは、難しいですので、材料を実際に破壊して基準にあっているかを確認したり、溶接の断面を特殊な液につけて、どこまで鉄が溶けているかを観察したりします。外部の分析機関に調査依頼を出したり、社内の試験機で強度を調べたりすることもあります。
棚橋 ー 見た目だけでこれは大丈夫、これはNGとわかるようになるまでには、相当の時間と経験が必要ですね。
 ー 溶接の強度を見た目で「これなら大丈夫だろう」と判断できるようになるには、やはり数をたくさん見ること。溶接されたものを数多く見ていると、なんとなくわかるようになります。だから、毎朝製造部と一緒にメッキ前の製品チェックを行っています。ベテランと若手がペアになって、「この溶接いいね、悪いね」と見て回る。そうすることで、少しずつ見る目を養っていけると考えています。
棚橋 ー また信和の製品は、安全に使用できるだけでなく、見た目や手触りも重要だと考えています。
 ー 「製品を手で持ったときのザラザラした感触を改善してほしい」というお客様の意見をくみ取り、製造部と協議して社内の溶接機を最新のものに入れ替えたこともありましたね。なるべくスパッタ(溶接の際に付着する粉)が出ないよう、電圧や電流、スピードについてティーチングも行い、品質の向上に努めました。
厳しい品質基準を設けていますが、製造部との連携はどうされていますか?
棚橋 ー 「品質には妥協するな」をモットーに、我々としても厳しい品質基準を設けています。製造部に対して不良が出ないモノの作り方の要請を行っていますが、製造部も「それはできない」と言わず、いろいろ知恵を絞って改善を行ってくれています。
 ー そうですね。品質の追及に際限はありませんから、妥協してはいけません。皆で知恵を絞って応え続けることが大切だと思います。
ベトナム工場や海外の協力会社に対しての指導や取り組みについて教えてください。
棚橋 ー 海外においても厚生労働省規格及び仮設工業会の定める認定基準に適合した製品を製造しています。指導に関しては、製造部と品質管理部が連携し、定期的に現地に訪問し品質指導をおこないます、また新規品の立上の際は、製造開始から出荷まで立会い、品質保証をおこないます。
 ー 急な質問等に対しても今はインターネットで写真や動画が送れる時代ですから、指導や判定のやりとりがスムーズにできています。
次世代足場は、高い検査要求が設けられていますね。
 ー 2017年から次世代足場のOEM製造を手がけています。従来に比べて非常に厳しい公差で、初めて図面を見た時は、本当にこの公差で製品ができるのかと思うほど厳しいものでした。
棚橋 ー 例えば3.6mの製品で±1mmしか公差が認められない、そうなると3,600㎜の製品で±1mmの公差を測定できるゲージを作るところから始まります。ですからゲージの精度も今はミクロン単位でゲージのメーカーに要求しています。1,800㎜で孔が2個あいていたら、そのピッチは±0.02mmとか。最近は、そうした厳しい公差でゲージを作るようにしています。
 ー 使用している製品がどのような品質管理のもとで作られているかを知りたいと、工場見学されるお客様も増えています。測定のためのゲージなどをお見せすると、「これすごくわかりやすいね」と言っていただけます。
厳しい基準をクリアした上で、立ち上げスピードにも強みがありますね。
 ー お客様からは品質も含めてスピーディーだと言っていただけていますので、その点に関して製造部の力が大きいと思います。次世代足場を手がける会社は他にもありますが、お客様から信和にして良かったと言っていただけると嬉しいですね。
棚橋 ー 仮設工業会の承認を取るのに6ヵ月かかっていませんから、お客様からしたら「すごく早い」ということになりますよね。
 ー 大きなプロジェクトがあると一致団結するのが信和のカラー。思いがひとつになると爆発的な力を発揮する。それがトップシェアにつながっている要因かなと思います。
品質管理部としての進化や、ここが凄いという点があれば教えてください。
 ー お客様から要求される品質・スピードが上がり、それに応えるために品質管理部全体の意識が変化してきたように感じています。またこの変化に振り落とされないようにという危機感は、信和全体が持っていると感じています。
棚橋 ー そうですね。お客様に育てられているという事を意識して、これからも品質に妥協することなく取り組んでいきたいと思います。
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